日本財団 図書館


 

年数によって身につくものもありますが、年度ごとの移動で短いサイクルで色々な種目を経験しておられる指導者もたくさんありまして、それぞれの種目に固有の技術や戦術、傷害の予防法、また試合での審判法等も負担になってきますので、かなり苦労をしておられる先生が多いということが考えられます。

 

(4) 問4について
部活動の指導方針です。チャンピオン指向又は、エンジョイ指向かを問う問題ですが、問2でも結果が出ておりましたが、中学校の部活動の生徒達はさまざまな動機を持って入り技術レベルもまちまちです。こういう集団を一つのチームとしてまとめるにはチャンピオン指向か、エンジョイ指向かどちらかはっきりした方法で指導していくのはかなり難しいと考えられます。その結果はっきりした方針で指導を進めておられると答えられた方、チャンピオン指向、エンジョイ指向ともに一割程度になっておりまして、選択肢三香どちらともいえないという技術レベルや選手のねがいに応じて活動内容を工夫しながら練習を進めておられる指導者が6割ほどの数字となって表れております。

 

(5) 問5について
部活動を一週間にとれぐらい指導していますかという設問です。選択肢の中で、具体的な日数が出ておりませんので漠然とした傾向しか読みとれませんが(1)のほとんど毎日というのが平成6年度に比べて減少傾向にあります。(2)の時々指導しているという項目に増加傾向がみられます。第二土曜日、第四土曜日まで休みになったための傾向が、そうでないのかというのはまだこれから休業日が増えていく中での継続調査が必要かと思います。部活動を充実させたいという観点からするとこの傾向は好ましいものではないということができます。

 

(6) 問6について
第二、第四土曜日も自由に活動できるとすれば、土曜日、日曜日の練習計画はどのようにするかという設問です。
現在鳥取県では、県の教育委員会の指導で土曜休業日の部活動は、やらない方向で指導を受けております。
週五日制の完全実施にむけての過渡的な措置だとは思いますが、指導者としては将来的に土日の部活動をどのように実施したいと考えているのかその傾向を問う設問です。選択肢(1)土日とも自由に活動する。休養日をつくらないと考えるとすると休養日をなしとする(1)は約26%休養日をつくった方がいい(2)〜(5)になりますが約60%約倍以上休養日が必要だと考えておられるといったところです。その中でいつ休養をとらしたらよいのかという方向でみていきますと選択肢の(2)と(3)日曜日を休養日にするとこれが約28%合計でも土曜日に休養させる(4)ですが約10%比べると3倍になり日曜日を休養日にした方がよいと考えている指導者が多いようです。
土曜日の活動時間帯午前か午後かということをみていてきますと選択肢(2)午前中に活動するという方が約26%選択肢(3)午後に活動するという方が約2%で圧倒的な土曜日の午前中の活動を希望される方が多いようです。又、土日ともに休みにしていきたいと考えている人がかなり多くなっていまして25%の方がおられるようです。
その他書かれておりました意見としては、家族とふれ合う時間が土曜日よりも日曜日の方がとりやすいのではないか、それと、地域の行事や家庭での行楽、その他のイベントは日曜日に計画されることがほとんどで、土曜日よりも日曜日に地域にかえす方がよい。又、土日曜日練習するならば土曜日の午後、家庭、又は地域にかえして午前中練習した方がよいという意見が多く書かれていました。

 

(7) 問7について
問7では、休日に開催される各競技団体主催の大会や、練習会への参加状況を問う設問です。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION